第14章 すべて、終わるべきだ

横尾孝人が持っていったのだろうか。

そのとき、ちょうど使用人が入ってきて、部屋の掃除を始めた。

南雲玲奈は尋ねる。

「さっきまで、このテーブルの上に置いてあった紙……どこに行ったの?」

使用人はきょとんとして、慌てて首を振った。

「若奥様、紙は見ておりません。なくなったのですか? すぐ探します……!」

玲奈は思わず固まった。そんな、忽然と消えるはずがない。

――横尾孝人が回収した?

いや、それも違う。

もし見つけたなら、あの男が何の反応も示さないはずがない。

けれど数分もしないうちに、使用人がベッドの下から一枚の書類を見つけた。目を合わせるのも怖いのか、ちらりとも読まず、...

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